有害図書指定という名の女性差別

さらに少しだけ書き足しました。

最近、ボーイズラブやレディースコミックの有害図書規制が増えていると聞きます。私がこうした本のことはよく知りませんが、こうした本の出版社は、多くはベンチャー企業のようです。青少年健全育成の名を騙ったベンチャー企業つぶしではないのか、と思う時があります。それとも、こうした作品を書く漫画家の多くが女性なので、女性が活躍するのを嫌ってこうした行動に出ているのでしょうか。あるいは、「女性の、女性による、女性のための」性表現が大嫌いなのでしょうか?もしかしたら、漫画などを使って性的欲求を満たす行為を、男性には認めて女性には認めないつもりでしょうか?有害図書規制は、青少年健全育成を大義名分とした、比較的有名でない出版社や漫画家を標的にした、弱い者いじめと女性差別ではないでしょうか。
上の世代の女性と、下の世代の女性、あるいはPTAに参加する女性とボーイズラブが好きな女性を意図的に対立させ、女の連帯を崩そうとしている、という感じもします。

漫画の規制を実質的に強化する一方で、橋本知事は東南アジアでの買春行為を正当化する発言をしているようです。
(橋本 徹に関するwikipediaの記事を引用すると:『サンデージャポン』で悪質リフォーム会社「幸輝」の社内旅行における広東省珠海市での集団買春問題に関して、「日本人による買春は中国へのODAみたいなもの」と発言)
おそらくこうした人々は知らないのでしょうが、東南アジアでの売春に関しては、女性が多数人身売買されたり、奴隷に近い扱いを受けていて、日本のマフィアも関与しているという話があり、このような人が性表現の規制を行うのは極めて奇妙であり、この手の政治家は漫画規制を使ってこの奴隷に近い扱いの問題から人々の注意を逸らそうとしているのかもしれません。
石原都知事についても同様で、やはり
「性の問題については『太陽の季節』などの小説で奔放な性を描き、『国家なる幻影』で明かした様にかつて自身もベトナムで買春行為を行うなど、自由な性行為を行っている。(wikipedia - 石原慎太郎)」
という話です。
なお、『国家なる幻影』に出てくるのは60年代の話で、最近の話ではないようです。
それにしても、自由な性行為って何ですか。相手の意思を尊重して、きちんと避妊して、それでも避妊に失敗したときの子供を受け持つ覚悟をして、・・・というものではないのですか?相手のことを考えない、自分勝手な性行為の間違いではないですか?

参考サイト
BLへのピンポイント攻撃開始か?---表現規制について少しだけ考えてみる(仮)
http://otakurevolution.blog17.fc2.com/blog-entry-898.html
このサイトによると、最近は、女性向けの漫画ばかりが有害図書に指定されているらしいです。